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F4クラスマシン TOMBOY

最終更新: 10月6日

久しぶりにF4マシンを走らせることになり、眠らせていたマシンを少しずつ整備しています。


F4クラスは日本独自のクラスで、主にモトクロス用エンジンを搭載しレーシングカート用タイヤを履かせたミニサイドカーです。サイズは小さいながらもサイドカーレースの要素がぎっしりと詰まっており、費用面でもフルスケールよりもかなり抑えて楽しむことができるため、かつては沢山のチームがレースを楽しんでいました。


残念ながら現在は台数も減少してしまいましたが、千葉県の茂原ツインサーキットのご協力もあってシリーズ戦が開催されています。


当チームは予選はほぼ毎回1位でコースレコードも持っていますが、大柄ペアのためストレートスピードに難ありでバトルになると毎回苦戦しチャンピオンは逃してしまいました。

当チームの仕様は以下の通りです、チームによってエンジンやタイヤメーカー、フレームにも違いがあるので同じ仕様のものは存在しません。


フレーム:ウエストレーシングカーズ製 TOMBOY改

エンジン:Kawasaki KX85 改

タイヤ:YOKOHAMA ADVAN カート用SL07


当チームは大柄なドライバー&パッセンジャーなので、ノーマルフレームでは旋回力に負けてしまいフレームが大きく捻れるため、リブやサブフレームを溶接して強度や剛性を調整しています。


エンジンは2ストロークが100ccまで、4ストロークが150ccまでと排気量のみの規定なのでモーターサイクル用でなくても問題ありません。ほとんどのチームは軽量でパワーのある85ccクラスのモトクロスエンジンを使用しています。


タイヤはレーシングカート用のSL規格のものを使用すると規定されていますのでコンパウンドは選べませんが、メーカーごとに形状や特性が異なるので走り方に合わせて選ぶことが重要になります。

ブレーキはフロントとリアが独立した通常のバイクと同じ系統で、リアペダルにワイヤーを接続して側輪ブレーキを引く構造になっています。


油圧でなくワイヤー引きとしているのは、F4車両はF1/F2に比べ遥かに軽量のため側輪に強い制動力は必要ないためです。

シャフトをブレーキディスクとスプロケット&ホイールハブで挟むような配置になっています。リジットフレームなので、2名乗車でフレームが沈んだ状態でチェーンの張りが最適になるように調整します。チェーンが非常に長く140リンク前後もあるため、しっかりメンテナンスや調整をしていないと大きな駆動ロスとなってしまいます。


ブレーキディスクは元々オリジナルの鋳鉄ソリッドディスクが装着されていましたが、熱で歪んでしまったためカート用パーツを加工し取り付けました。放熱性と共に効きもコントロールも向上したため、他チームにも情報提供し採用されています。


ちなみにスプロケットは旧モンキー&ゴリラ用のため入手が容易で助かる部分です。

真横から見ると非常に最低地上高が低いことがよくわかります。

サーキット場内の移動も気をつけないと路面の継ぎ目で接触してしまいます。



車体構成はシンプルなので、フレームの弱い箇所など整備の要点さえ抑えれば経験がなくともしっかり楽しめる良いクラスだと思うのですが、現状では数年後には消滅してしまいかねない危機的状況です。


当チームのマシンも受け継いでレースに参戦してくれる方がいればと考えているので、興味がある方はご連絡ください。


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